i386 から amd64 への上書き移行時の注意点2008年09月20日 03時06分14秒

i386 がインストールされているシステムに amd64 を上書きインストールすることも出来る。ある程度の年月を使っているシステムだと、最初から設定する手間が省けるので、悪くない選択だ。

もしかしたら、ports はそのまま使えるかも知れない。ただし、この時の ports は 32-bit で動く事になる。もし 64-bit で動かしたいのなら、newfs なり、rm -rf /usr/local をして、全てを消してから入れ直す。静的ライブラリを使ったプログラム、またシステム以下のライブラリのみを使うプログラムには 32-bit ライブラリが用意されるので、そのまま amd64 でも動く。しかし、ports の提供するライブラリには 32-bit/64-bit の区別が無いので、全てが 32-bit か 64-bit で無いと色々と問題が出てくる。

さらに、幾つかのリリースをまたいで、i386 を運用してきた場合には、


$ cd /usr/src
$ yes | make delete-old
$ yes | make delete-old-libs

が必要かも知れない。実際に、手元で試したときは、古いバージョンのライブラリが異常な動作を引き起こした。FreeBSD のシステム以下で提供されるファイルには問題ないとは思う。しかし、ports を再構築していたら、変なライブラリがリンクされて、正常な動作をしなかった。一度、古いリリースから引き継がれてきたファイルを削除したら、ports のビルドが正しく進むようになった。

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