dmesg: ディスクの断末魔2006年05月01日 11時51分50秒

ディスクも、末期に近付いてくると、大量にこのような悲鳴を上げる。

ad0: TIMEOUT - READ_DMA retrying (1 retry left) LBA=40957824
ad0: TIMEOUT - READ_DMA retrying (1 retry left) LBA=40957824
ad0: TIMEOUT - READ_DMA retrying (0 retries left) LBA=40957824
ad0: FAILURE - READ_DMA timed out LBA=40957824
g_vfs_done():ad0s2g[READ(offset=209797120, length=16384)]error = 5
ad0: TIMEOUT - READ_DMA retrying (1 retry left) LBA=40957824
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ad0: FAILURE - READ_DMA timed out LBA=40957824
g_vfs_done():ad0s2g[READ(offset=209797120, length=16384)]error = 5

これが続くようだと要注意だ。経験的にこれは、初期の症状。新品だったが一部のコントローラで、特に負荷が高くなったときに、このエラーが出たものもあった。こちらの方は、問題なく動いて入る。

ほかにも、急にシステムが遅くなったり、応答が無くなったりすることもある。そろそろ、このくらいになると危険と隣合わせだと思う。中期の症状だと思っていい。これは、システムがディスクに書き込みにいき、ディスクからの応答が無かったり、応答が異常に時間がかかるためのようだ。dmesg を覗くと DMA のエラーが山程出ているはずである。この時期には、バックアップは済ませておいた方がいい。この時期でもシステムがいつ止まるかは予想がつかない。

末期に近付いてくると、今まで普通に行なっていた作業が出来なくなる。今回だと、sylpheed がメールを落としてくる途中にシステムが固まったり、mozilla を起動するだけで、システムが止まったりとあった。

ここまでくると、かなりヤバい。もう、バックアップも不可能になる可能性も高い。何せ、バックアッププログラムすらうまく起動しないかも知れないのだから。CD-ROM などの別メディアで起動しても、何度かの中断は覚悟すべきだ。

さて、末期である。だいたい、プログラム自体が起動しなくなる。vm が page-in エラーを出すのである。シェルの外部コマンドを実行すると、何も出来ないので一目瞭然である。シェルの内部コマンドだったら、既にメモリにあれば動くのだろうが、それで何が出来よう。

ここまで、きたら現役は引退とすべきだろう。後は鉄の固まりとして、運よくデータを吸い出す可能性を探索することぐらいしか出来まい。dd などを使って救出する方法もある。

まあ、実を言うと、数通の freebsd-current や freebsd-stable から来たメールが、死んだディスクの上に残っていたが、メールサーバにも残っているものだったので、実害は無いに等しい。でも、2.5" で一番大きかったのは少々痛かった。

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