FreeBSD の USB 接続の注意点2016年03月16日 09時22分42秒

FreeBSD で外付けのハードディスクを幾つか使っている。そのなかで起きた問題は大きく分けて三つ。
  1. USB を抜く時に隣の線を動かして、一時的に断線する。
  2. 外付けの電源が抜けてしまい停止する。
  3. USB を抜いた時にバスのスキャンが掛かり、デバイスが一時的に外れてしまう。

最初のは人為的なミス。気を付けはしているが、どうしても避けられない。動作中に機械を動かしたり、接続し直したりするときに間違って起きたり、スイッチが意図に反して切れてしまったりする。

三つ目は抜き差しを繰り返したり、二台、三台と USB 機器を接続していると起きるようだ。必ず起きるわけでは無いが、起きると困るので、ファイルを移動しているときなどは慎重になるようになった。

これらで、ZFS も UFS も落したことがあるが、UFS の方が障害時に安全で被害も少ないのが個人的な印象。ただ、UFS は一デバイスに収まっているので、被害が限定的になりやすいのも事実。UFS は作業中のファイルだけが壊れ、時間こそ掛かるが、fsck でほぼ事足りる。ZFS は柔軟で拡張性も高いが、raidz でも複数のデバイスが一気に落ちると、自動修正の所為で逆に脆いようだ。デバイスが一気に消えて、一部の繋がっているデバイスで更に無理をしようとするので、触っていないファイルまで被害が及んだりする。その後の scrub 等が厄介だ。

個人的な利用の範囲なので、それなりに偏った環境だとは思う。だが、逆にスナップショットや raidz で、複数の履歴を保持しているZFS でこそバックアップをしっかり取っておきたいと思う。