ZFS の inode?: uyota 匠の一手

ZFS での inode は動的に割り当てられるとの記述「in ZFS inodes are allocated on demand」が、あちらこちらの資料に散見される。

現在、/usr/src と /usr/obj が ZFS になっている。

$ zfs mount 
scratch                         /scratch
scratch/obj                     /usr/obj
scratch/src                     /usr/src

これを df で調べるとこうなる。

% df -i /usr/src /usr/src
Filesystem  1K-blocks    Used  Avail Capacity iused ifree %iused  Mounted on
scratch/src   1988864 1808768 180096    91%  725210  1407  100%   /usr/src
scratch/obj   1518720 1338624 180096    88%  148323  1407   99%   /usr/obj

このプールには 1407 個の inode が予約されているのだ。ファイルを大量に作ると、この数が少しずつ減っていく。しかし、一つのファイルを作ると、この inode が一つ減るわけではない。

ほとんどのファイルには inode を動的に割り当てているのは本当だ。もしかしたら、静的に割り当てている inode の親玉みたいな物でもあるのだろうか。