父上の嘆き2009年03月08日 11時43分37秒

幼児とは好奇心旺盛なもので、聞いた言葉を一所懸命に復唱する。同じ物に付いている違った名前を並べていくと面白いように繰り返す。

もちろん色々と試した。「お父さん」、「パパ」、「御父様」等と思い付く限りの呼称や氏名などを並べて言っていくとしっかりと復唱する。父親としても色々と楽しみたいわけだ。

しかし、この単語だけは無理だった。一所懸命に復唱するのだが必ず間違える。言葉を話す前は言えた時があったが、今は言えないのだ。どうも他の単語と混同しているらしい。その余りな結末に父上は嘆くのだった。

「父上は何処?」と聞くと勢い良く自分の真上を差す。お父さんは何処と聞くと正しく差せる息子がだ。そして、「父上」とこちらが元気に言うと、子供も元気に復唱する。「ん」のおまけを二つ程付けて。