子供用はさみ: uyota 匠の一手

以前から切抜き遊びはやっていた。しかし、使っていた物が大人用の大きいもので、自分では開けない。一緒に鋏に指を通して、遊んでいた。

あまりにも好きなので、子供用のはさみを買って来た。子供用と言っても、五歳からとある。玩具ではなく道具なの正しく付き添うようにとの注意書きも。

二歳と四ヵ月に使いこなせるか不安を抱きつつ渡す。自分専用のはさみが貰えたことが嬉しくて、「はさみ、はさみ。」と大はしゃぎだ。「あけて。」と頼まれたので、少し包装を引き裂いてやり、助け船を出す。

しっかり座ってから、はさみを持つ事を約束させた。はさみで遊ぶ時は、大体膝に座らせている。思ったよりもしっかりと使いこなしている。自分ではさみを開いて、パチンと閉じている。時折、刃を変な角度にして切ろうとするが、一所懸命にこちらの言うことを聞きながらやっている。一つ切り抜く毎に、みんなに見せに廻っている。しっかりハサミを置いてから走っていく。はさみを置く前に立とうとする時は、置いてからと諭す。

包丁、食卓用ナイフ、はさみと刃物の好きな子供だ。