CURRENT 内での互換性2007年08月30日 12時45分16秒

最近、大量のメールが cvs-xxx@freebsd.org メーリングリストに流れた。fts-compat.{h,c} に対する不満と方針の様だ。幾つかに目を通したが、常々示されていたことの繰り返しなので、ほとんどは読まずに廃棄した。

CURRENT を追っていた人の中で、ABI が変わったが為に、ports だかのプログラムが動かなくなって不満だった人がいたらしい。それに対応するための COMPAT を提供して欲しいそうだ。

FreeBSD の方針として、CURRENT 内では ABI が変更されても互換ライブラリは提供されない。開発の中心なので、その程度の影響ぐらいは、覚悟の上で使うものだ。

それに対し、一度 RELEASE されると、compatXx として、過去への互換性が提供される。そして、同一メジャー番号内の RELEASE では、よほどの事が無い限り ABI は変更されない。その為、5.0-Release のバイナリが 5.5-Release でも問題なく動く。5.0-Release のバイナリは compat5x を用いれば 6.2-Release で動かすことも可能だ。

そのため、CURRENT を追うのには特に CPU リソースが大切だ。少し前までは、四年物の laptop でも追いかけていた。コンパイルに掛かる時間が多くて、いつも後ろで何かをビルドしていた。ports も含めて作り直さなくてはいけないこともあった。流石に Xorg や seamonky などの大物はしんどかったが、CURRENT を追ううえでは耐えるしかない。

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