recoverdisk というものが入っていた2009年03月19日 13時30分01秒

壊れたデバイスからの復旧用に recoverdisk というものが、FreeBSD 7.0-RELEASE から入れられたらしい。

man recoverdisk を読むと、dd よりも簡単に作業出来るようになっている。

  1. -r/-w を用いて、作業状況を記録し、作業を中断したり再試行出来る。
  2. 1MB から次第に小さいブロックサイズを試すようになっている。
dd でも自らを計算をして、dd に与えれば可能なので、手軽に出来る点が優れている。劣るところといえば、dd の様に他のコマンドと連係しづらい事だろうか。故障しているディスクをバックアップの様に、dd を使うとファイルを分割したり、圧縮したりも同時に出来る。しかし、recoverdisk では復旧先の容量が十分でないと処理できない。

丁度壊れているディスクがあったので試してみた。


$ recoverdisk -w ad2.recoverdisk /dev/ad2
        start    size     block-len state          done     remaining    % done
   1977614336 1048576   18599133184     0    1977614336   18599133184   9.61092
  15586033664 1048576    4990713856     0   15586033664    4990713856  75.74586
15608053760 1048576 failed 5
  16790847488 1048576    3785900032     0   16789798912    3786948608  81.59598
16790847488 1048576 failed 5
  17550016512 1048576    3026731008     0   17547919360    3028828160  85.28034
17550016512 1048576 failed 5
  17551065088 1048576    3025682432     0   17547919360    3028828160  85.28034
17551065088 1048576 failed 5
  17553162240 1048576    3023585280     0   17548967936    3027779584  85.28543
17553162240 1048576 failed 5
...
  17550409728   65536        655360     1   20572291072       4456448  99.97834
17550409728 65536 failed 5
  17550475264   65536        589824     1   20572291072       4456448  99.97834
17550475264 65536 failed 5
  17550540800   65536        524288     1   20572291072       4456448  99.97834
17550540800 65536 failed 5
...
17550170624 512 failed 5
  17550181376     512         31744     2   20575466496       1281024  99.99377
17550181376 512 failed 5
  17551388160     512          4608     2   20576017408        730112  99.99645
17551388160 512 failed 5
  17551585280     512          4096     2   20576214016        533504  99.99741
17551585280 512 failed 5
^C
15608159232 512 failed 5

Saving worklist ... done.

試行サイズが順次小さくなっていくのがわかる。

ブロックリストの出力はこんな感じだった。


$ cat ad2.recoverdisk
15608159744 0 17
18883919872 512 17
15608154112 512 18
15608159232 512 18

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