kiconv のパッチの効果 ― 2006年08月21日 11時43分14秒
このページを見るだけでは、具体的にどのような用途か分かりづらい。いむらさんから各パッチがどのような事をするのかを、教えて頂いた。
少し補足すると、 ユーザランド | (1) | smbfs(カーネル) | netsmb(カーネル) | (2) | SMBサーバ mount_smbfs の -E オプションで指定できるのは (1) の文字コード変換です。 2番のパッチまでで(1)にUTF8を使えるようになります。 4番のパッチをあてると、(2)の部分で Unicode を使用できるようになります。 4番のパッチをあてない場合は (2)の部分は CP932(いわゆるSJIS)にもとづいた 通信となります。(2)でCP932を使用するのかUnicodeを使用するのかは サーバとクライアント間で何語に対応しているのか会話をした後に決定 される仕組みです。(会話というほどのものではなくて、フラグがいっこ立って るだけなんですが) (1)で指定するのは(2)で使われるコード関係なくSMBサーバのローカル コードページになるので、注意が必要です。日本語環境であれば、-Eで指定する : の右側は常に CP932 となります。
CIFS または SMB のプロトコル>は行き当たりばったりで開発されたので、その影響が色濃く残っているらしい。ASCII 以外では、このコードページの指定が必要になる。
前回。
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