FreeBSD 上でのファイルシステムの信頼度 ― 2009年04月09日 14時31分52秒
私自身で使っていて、FreeBSD 上でファイルを読み書きをして使う時の、ファイルシステムにシステムの安定性を加味した評価。
UFS2 ≈ NULLFS > UNIONFS ≈ TMPFS > NFS ≫ ZFSUFS2 が一番信用出来るのは、システムのデフォルトとして永らく使われていたので順当だろう。堅固な石橋だ。nullfs は頻繁に使っている。現時点では、UFS と同じくらい堅固だと思っている。unionfs はディスク容量が圧迫した時に世話になっている。root 以外で用いるとパーミッション関係で変な動作をするので、root でしか使っていない。unionfs を使うのは、大概にして ports をコンパイルするときが多い。
tmpfs での unlink の問題を修正した後は、特に問題は見ていない。しかし、まだ experimental feature と出てくるのと、問題に遭遇したとの話しも聞くので UFS 程の安心感は受けない。NFS はファイルの内容自体には問題は無いが lock で問題がよく起きる。そういった意味で tmpfs よりも信用していない。動かないプログラムがあるので常用はしない。NFS v4 の実装が別途進んでいるらしい。そのうち入って来ると思われる。
ZFS は残念ながら最下位だ。メモリなどのリソースを浪費が激しいのと panic があるので、残念ながら失ったら困るファイルは置けない。現時点では、再取得または再生成出来るので失っても困らないものしか、ZFS には保存していない。復旧作業も数コマンドで終わる物に限られている。抜けそうな板がある吊橋のような感じだ。
CD9660 や UDF などもあるが、こちらは光学メディアの読み出し専用なので、順位には入っていない。NTFS も読み出し専用だ。MSDOS 形式もそれなりに使いはするが、読み出し専用になっている。大文字小文字の区別がつかなかったり、パーミッション管理にも問題があるので、常用的なファイルシステムでは無い。
Linux の EXT2/EXT3 は FreeBSD でも読み書き出来るが、単独として使うには何の利益も無いどころか、不便なだけだ。Linux とファイルを共有するのには使える。もう Linux を止めて数年以上を経っているので、今回は評価の対象には入れていない。
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