uyota 匠の一手

彼は去年の暮れに最初に電話をくれた。最初は会社に電話がかかってきたので誰だか分からなかった。丁度そのあたりの時期に、CVS サーバとなっていたホストが退役となり、他の機械に移行したばかりだった。CVS、CVS とやたらと言ってたので CVS を使いたいのかと聞くとどうもそれも違う。会社が買収されて半年が経ち、人も入れ替わりがあったので新しい人かと思ったものだ。話しの噛み合わない会話を続けた後、何のために連絡してきたのかが分かった。

いきなり電話をしてきた割には色々と知っていて何かと思ったが、既に解雇の対象になった同じ部署の人が名前を挙げたらしく、電話をして来たらしかった。当時は、転職する状況では無かったので、興味が無いことは伝えておいた。それでも、二、三ヵ月に一度は連絡をいれてくれたのだった。

今回は既に離職しているので、そこらへんの現状の説明などに少し時間を取った。また、薦めたい仕事があるので、履歴書を更新するようにも言われた。

取り敢えず、履歴書の更新に取り掛かる。