gstat: ディスクの活動率を調べる2008年01月23日 15時54分31秒

古くからあるディスクの利用状況を調べるプログラムには、systat がある。vmstat は少し目的が違うが、ある程度の情報は得られる。

FreeBSD に GEOM が誕生して、随分と経った。そのうちの一つとして、gstat があげられる。gstat よりも、活動中のインターフェースのみを表示する、gstat -a の方が見やすい。

systat だと、物理ディスクの活動率しか見られない。一パーティションで使っているのであれば、困らないがそうはいかない。スライスを切り、パーティションを切る。そして、gconcat や geli、または gstripe などを使うこともある。デバイスには余力があっても、GEOM インターフェースが既に、100% であれば、それ以上のスループットは出ないことになる。

geli などを使っていると、デバイスは 50% しか使っていないのに、これ以上のスピードが出ないことがある。これは、systat では見られないのだが、gstat で見直すと、eli デバイスが既に 100% になっている。


dT: 1.001s  w: 1.000s
 L(q)  ops/s    r/s   kBps   ms/r    w/s   kBps   ms/w   %busy Name
    0     56     56    895    8.5      0      0    0.0   47.8| ad4
    0     56     56    895    8.6      0      0    0.0   47.8| ad4s2
    0    208    208   3421    4.1      0      0    0.0   85.9| da0
    1    231    231   3740    4.3      0      0    0.0   98.4| da1.eli
    0     56     56    895    8.6      0      0    0.0   47.9| ad4s2f
    1    231    231   3740    3.6      0      0    0.0   84.1| da1
    0     56     56    895    9.2      0      0    0.0   51.3| concat/export.eli
    1    207    207   3405    4.8      0      0    0.0   98.9| da0.eli
    0     56     56    895    8.6      0      0    0.0   47.9| concat/export

また、gstat は利用状況に色もつけてくれる。利用率が高くなると赤で、低いと緑で表示する。