Disk Clean/Disk Wipe: uyota 匠の一手

Windows でディスクを完全消去する方法を聞かれた。古くなった機種を知人に譲るらしいので、調べてみた。インストールされている、システムを残しつつ個人的なものは完全に破壊したいとのこと。

ディスクの内容を完全に消去するという記事がある。基本的には、この記事にそっていけばいい。いくつか書かれていなくて忘れそうな項目があるので簡単に取り上げる。

まずは、記事を読んで欲しい。ここに書かれているのはあくまで捕捉であり、全てを網羅しているわけはない。

cipher /w:/c

で C ドライブが綺麗になる。記事によると、巨大なファイルを書き込むことによって、使われていない領域を上書きする。wipe を実行する前に全てのファイルを消しておく必要がある。特に、既に存在するアカウントは確実に消しておきたい。

そこで、まず、新しいアカウントを作成する。「コントロールパネル」から、ユーザ管理の項目を探す。新しいアカウントを作り、管理者権限を与える。さらに、ログイン時にパスワードを入力するように設定を変える。

ここで、安全のために一度「ログオフ」し、新しく作ったアカウントで「ログイン」できるか試す。管理者権限を持っているか再点検しておく。

ここから先に進むともう戻れない。さて、C ドライブをひらくと Documents and Settings がある。ここにあるアカウントのフォルダを消す。「All Uers」などのアカウントは、システムが使うので、消さないように気を付けたい。これは、Windows のバージョンにもよる。

そして、「ゴミ箱を空にする」を実行する。これを忘れると、ゴミ箱の中身が残ってしまう。

さて、これで、準備は完了。cipher を実行する。ほとんどにコンピュータには一台しかディスクは付いていないので、

cipher /w:/c

で大丈夫であろう。また、二台以上ある人は、どうすればいいか、分かると思う。ディスクの大きさにもよるが、時間がかかる。作業が終わるのを待つ。何もコンピュータの前に座っている必要もない。終わったら、システムを残したまま、他の情報は全て破壊されていると思う。