仮想化により OS が OS でなくなる利点2018年01月15日 13時00分35秒

システムの仮想化が持て囃されてしばらく経つ。ハードウェアの都合で、遅れ馳せながら、byhve によるハイパーバイザ型の仮想化を試して改めて、仮想化の恩恵を感じた。

OS は長らく、一つのハードウェアに一つだけ動かせる物だったが、仮想化によって、複数の OS を一つのシステム上に動かせるようになった。bhyve は 軽量で、複数の仮想環境を動かしても、負荷が少ない。

OS が他のアプリケーションと同じように、好きなだけ起動できる様になった。一つしか動かせなかった OS も他のアプリケーションと同じように複数起動できる様になった。

複数の OS を一つの機械上で動かせる利点は幾つかあるか、bhyve と FreeBSD では特に、カーネルのテストがしやすい。カーネルモジュールのテストは、kldload と kldunload で繰り返すことは以前からできた。しかし、プロセス管理やメモリ管理などのカーネルに組み込まれなければいけないものは、再起動が必須。そして、変更すると、大量のカーネルクラッシュに見舞われるのも日常茶飯事。仮想化を使って、テスト環境のファイルシステムを最小限にしぼり、カーネルクラッシュや大量の再起動に備えやすい。