依存されていないパッケージの削除 ― 2008年05月10日 15時19分44秒
その中でも、使いやすかったのが pkg-orphan だった。dialog、つまり FreeBSD インストーラや ports の make config
等で使われている、ターミナル用の GUI を使った物もあった。pkg-orphan は GUI を使わない物だ。目に付くものを試してみたが、一つずつ GUI で行ったり来たりするのが面倒で、こちらの方が都合が使い勝手が良かった。
使い方は至って簡単。pkg-orphan を起動すると、依存されていないパッケージを探しだし、一つずつプロンプトで対応を求めてくる。Delete を選ぶと、プロンプトが全て終了すると消される。Keep を選ぶと、次回から pkg-orphan のプロンプトから外される。そして、Ignore を選ぶと、今回はそのまま何もされず、次回起動したときも又プロンプトで尋ねてくる。
# pkg-orphan
===> Loading list of orphaned packages.
===> Loading list of kept packages.
===> Selecting operations for packages.
Package 1 of 166:
Hermes-1.3.3_2: Fast pixel formats conversion library
Hermes-1.3.3_2: Delete/Keep/Ignore? [I]:
Package 2 of 166:
ImageMagick-6.3.6.9: Image processing tools
ImageMagick-6.3.6.9: Delete/Keep/Ignore? [I]: k
Package 3 of 166:
apache-ant-1.7.0_1: Java- and XML-based build tool, conceptually similar to make
apache-ant-1.7.0_1: Delete/Keep/Ignore? [I]:
...
=> Keeping xorg-7.3_1
=> Keeping xorg-fonts-7.3_1
=> Keeping xorg-nestserver-1.4_1,1
=> Keeping xorg-protos-7.3_2
=> Keeping xorg-vfbserver-1.4_1,1
=> Keeping xosview-1.8.3_1
=> Ignoring xrx-1.0.1_1
=> Keeping xterm-234
=> Keeping zip-2.32
===> 166 considered: 3/3 deleted, 52 kept, 0 skipped, 111 ignored; 0 failed.
この時、Keep で選んだものは、/var/db/pkg/orphans.lst に保存される。
# head /var/db/pkg/orphans.lst
ImageMagick
bogofilter
buffer
compat5x-i386
compat6x-i386
cvsup
filezilla
freesbie
gauche
gcc
使っていて思ったが、pkg-orphan だと実際には他から必要とされている物も、候補にでてきた。それが、pkg-orphan のバグだか、ports の依存関係が正しく記述されていないのは調べていない。もし、使うのであれば、気にかけておいて欲しい。
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