FreeBSD の IPv6 系のセキュリティ勧告が二件2021年02月03日 13時10分03秒

FreeBSD-SA-21:01.fsdisclosureは tmpfs(5)、smbfs(5)、autofs(5)、mqueuefs(5) が VOP_READDIR 構造体の d_off の初期化が間違っていて、未初期かのカーネルメモリがユーザ空間に漏れてしまう問題。対象は、12 系のみで、12.1-RELEASE、12.2-RELEASE が対象になる。回避策としては対象のファイルシステムを使わないこと。

FreeBSD-SA-21:02.xenoom は Xen のイベント発生が母艦の処理速度を越えたときに、OOM をおこす。Xen ゲストが、母艦のプロセスを落とし、影響を与える。対象は現在サポートされている全てのバージョンで、11.4-RELEASE、12.1-RELEASE、12.2-RELEASE が対象になる。こちらは回避策はない。