FreeBSD の SA が四つ ― 2016年06月02日 12時38分51秒
FreeBSD-SA-16:20.linux は sysinfo() システムコールが正しく構造体を消去していない問題。対象は全てのリリースで、9.3-RELEASE と 10.1-RELEASE から 10.3-RELEASE まで。
FreeBSD-SA-16:21.43bsd はほぼ同じ問題。43BSD 互換の stat システムコールに問題がある。対象は全てのリリースで、9.3-RELEASE と 10.1-RELEASE から 10.3-RELEASE まで。
両方とも利用している場合はカーネルの再構築が必要。
FreeBSD-SA-16:22.libarchive は libarchive の cpio を扱う問題。アーカイブファイルに絶対パスのファイルがある場合にファイルを予期せずに上書きしてしまう可能性がある。対象は全てのリリースで、9.3-RELEASE と 10.1-RELEASE から 10.3-RELEASE まで。
FreeBSD-SA-1623.libarchive は librarchive の zip にてバッファーオバーフローが起きる問題。対象は 9.3-RELEASE の 64 bit アーキテクチャのみ。32 bit アーキテクチャは影響を受けない。cpio とは対象が大きく異なるので一つにせずに分けられたのであろう。
libarchive 関連は buildworld が必要。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://uyota.asablo.jp/blog/2016/06/02/8100886/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。