BOOST_FUSION_ADAPT_STRUCT を使って、構造体の変数をイテレータを使ってアクセスする ― 2020年03月06日 13時23分38秒
文章で説明するよりも例を用いた方が分かりやすい。
このプログラムでは、person と言う構造体を作る。そこに、名前と年齢の変数を作った。 そして、インスタンスを生成し、fusion の for_each で構造体の内容をプリントしている。
#include <string>
#include <iostream>
#include <boost/fusion/algorithm.hpp>
#include <boost/fusion/include/adapt_struct.hpp>
struct person
{
std::string name_;
int age_;
person( const std::string& name, int age )
: name_( name )
, age_( age )
{
}
};
BOOST_FUSION_ADAPT_STRUCT(
person
, ( std::string, name_ )
, ( int, age_ )
)
struct print
{
template< typename T >
void operator()( const T& t ) const
{
std::cout << t << std::endl;
}
};
int main()
{
person p( "Boost User", 10 );
boost::fusion::for_each( p, print() );
}
print はファンクタを用いた実装。cout が型情報を頼りに良きに計らってくれるので、今回はテンプレートを用いた単純な実装になっている。これを、型の種類毎に実装を変える事も出来る。
また、この実装は c++11 の機能に依存しているので、c++03 等ではコンパイルできない。
また、ブーストライブラリがインストールされている場所によっては、-I が必要になる。これはヘッダファイルのみの実装なので、BOOST_FUSION_ADAPT_STRUCT は -l の追加は必要ない。
% c++ -std=c++11 -I /usr/local/include boost_fusion_adapt_struct1.cpp
% ./a.out
Boost User
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