seamonkey-2.53.10.2 のビルドに FreeBSD 13.0-RELEASE で成功したが2022年01月13日 13時02分16秒

seamonkey-2.53.4 の clang80 も失敗、amd64 のクロスコンパイルも無理そう。そこで、最新版の 2.53.10 に戻って見ることにした。

ビルドを軽くする。余計なテストは省くなどのオプションを探し、あれこれと列挙していく。そこで、ふと目に付いたのが --disable-rust-simd オプション。rust で出ている simd エラーを回避できそうな名前。

% cat .mozconfig 
export CC=clang80
export CXX=clang++80
mk_add_options MOZ_OBJDIR=/usr/obj/seamonkey-2.53.10.2

ac_add_options --enable-optimize
ac_add_options --disable-tests
ac_add_options --disable-debug
ac_add_options --disable-debug-symbols

ac_add_options --disable-rust-simd
% ./mach build
今度は成功。seamonkey のビルドに成功。

喜び勇んで、seamonkey を起動。

% ./mach run
 0:00.27 /usr/obj/seamonkey-2.53.10.2/dist/bin/firefox -no-remote -profile /usr/obj/seamonkey-2.53.10.2/tmp/scratch_user
seamonkey として起動してきたのは、ほぼ firefox の外見。一応、スタートページは青色の seamonkey。

実はかなりがっかりした。もう少し詳しく見てみる。設定などが既に firefox と同じ。メニューも表示することが出来るが、配列や項目が firefox になぞられている。

現在使っているプロファイルを読み込ませてブックマーク等を引き継げるか試してみたがファイルを認識しない。この様子だと、seamonkey-2.53 からかなり firefox よりになっている様だ。Preferences の内容やメニューの並び等が、慣れ親しんでいたのと、設定が細かめなので気に入っていたが、既にそれらの面影はないようだ。

ここまで、firefox 化してしまった seamonkey は業々自分で手間をかけて追従する理由がない。firefox を pkg からインストールして使った方が楽で良さそうだ。

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