Merge PAE and non-PAE pmaps into same kernel の変更が凄い2019年05月14日 13時25分48秒

Merge PAE and non-PAE pmaps into same kernel の変更がだいぶ前に 13-CURRENT に入った。

i386 のみの変更だが、凄く便利。原理的には、ハードウェアの初期化の始めの時期に、有効なメモリの量を計り、PAE の原理を動的に有効にする。この変更のおかげで、PAE カーネルが不要になった。

amd64 への移行を試みた事はあったが、i386 のみでしか動かないハードウェアがまだまだあるので、二種類のアーキテクチャの保守をやりたくないので、今でも i386 がメイン。

しかし、2GB を越えるメモリを持つ機械で、メモリを活用するために、PAE カーネルを併用して作っていた。折角 2GB を越えていたので、ZFS も多用している。

カーネルを別途作る必要が無くなったのは大きい。また、2GB 以上のメモリも自動で使えるので楽。メモリの少ない前世紀からの機械でも 13-CURRENT を動かしたが、こちらも問題なくブートして利用できた。