FreeBSD 10.1 で重大な不具合2014年12月11日 20時12分45秒

FreeBSD の SA が三つ。

特に問題が大きいのは、stdio の fflush。write システムコールが失敗して、何も書かれなかった時でも書かれたことにしてしまう様だ。

A programming error in the standard I/O library's __sflush() function could erroneously adjust the buffered stream's internal state even when no write actually occurred in the case when write(2) system call returns an error.
影響があるのは 10.1 RELEASE のみ。write が失敗するのは、基本的にディスク容量が無かったりする時なので、普段使いの個人としてはこのバグを踏む前に、他の壁にぶつかるのは必須なので、重要度が低いが、サーバー系では困った問題。

他にも、file が全てのサポートバージョンで問題。file は SA の常連になっている。file や libmagic を使わないのなら影響は無い。

そして、最後に bind。こちらも file と同様に SA の常連になっている。こちらの影響があるのは 8 系と 9 系で、10 系は影響がない。named を外部からクラッシュさせることが出来る。named を動かしていないのなら影響は無い。