FreeBSD 10.0 RELEASE にアップデート後に最初にする事2014年02月03日 13時55分42秒

まだ FreeBSD 10.0 は試す気はないのだが、他の人の報告等は簡単に目を通している。リリースノートには書かれているが、ports の変更が一番影響力が大きいみたいだ。
The pkg_add, pkg_create, pkg_delete, pkg_info, pkg_updating, and pkg_version utilities have been removed. pkg(7) must now be used to install binary packages. pkg(7) is the next generation FreeBSD package manager, also referred to as “pkgng”. If upgrading from a previous FreeBSD release, be sure to run pkg2ng to convert the old package database to the new format. [r257444]

要は、以前の pkg_* が廃止になり、pkgng が必須になったと言うこと。pkg2ng を用いて、古いパッケージのデータベースを新しい形式に更新することとある。ports で自前でコンパイルしていても、package 形式を手元で作成してからインストールされるので、公開されている package を使っていなくても、必須になる。

10 系で使い続けるなら、真っ先にデータベースを変換しておかないと、後々の失敗を呼び込むことになる。5.5 Using pkgng for Binary Package Management にもあるように pkgng は portsupgrade や portmaster を置き換えるものではない。

古いシステムと新しいシステムで、/usr/local 以下を共有する時には古いままで 10 系からは触らないか、ports から 10 系以前のシステムに pkgng を入れるかになる。さらに、libiconv がベースに取り込まれた関係もあって、共有には注意が必要になる。