NetBeans で既存のプロジェクトのインポート2008年11月22日 11時05分06秒

NetBeans で以前に書いたプログラムを継続してみようと試したところ、新規のプロジェクトを作り、手でファイルを入れるのが一番簡単で、期待通りの事が出来た。

NetBeans の新規プロジェクトの生成で、既存のソースを指定し、NetBeans のプロジェクトを作る方法が幾つかある。どれも、メニューから示される方法だ。Makefile を指定する方法や、ant.xml を指定する方法などがあるが、どれも使いづらいかった。

CVS や Subversion 等、NetBeans でサポートされている物や Mercurial など、プラグインで提供されているリビジョン管理のソフトウェアは、以前の形のレポジトリで使えることは、まず無い。そこで、スパッと NetBeans と以前の物を両立するのを諦めた方がいい。もし、以前のレポジトリで変更を記録したいのであれば、別々に管理して、折りを見て同期をするのが一番負担が少なかった。

さて、移行の方法だが、コピーするだけだ。NetBeans が動いていても、新しいファイルが NetBeans の外部で作られたのを見付けて、表示してくれる。

NetBeans でプロジェクトを作ると、~/NetBEansProjects/<Project> のディレクトリが出来る。その中に、src と言う名のディレクトリが出来て、ここが Java のファイル名の元となる場所だ。例えば、src/uyota/Hello.java だと、package uyota; の中にある、Hello.java プログラムになる。そこで、以前のソースコードを tar なり、cp -r なりで一式コピーすると、NetBeans がそれを見付けて、そのままビルドが出来るようになる。

色々と実験した結果、このやり方が、一番直観的かつ、余計な作業を伴わないインポートのやり方だった。ビルドスクリプトなどの変更も必要無く、NetBeans の物を直接使える。特にビルドスクリプトを独自の物を使おうとすると、余計なことが増えてしまい NetBeans を使う意義が薄れてしまった。