wc の速さは変わらない2008年11月14日 13時06分32秒

wc は word, line, character, and byte count プログラムだ。UNIX でも古くからあり、とても単純な作業しかしないプログラムだ。主にファイルの行数を数えるのに使う。

数 GB のファイルを幾つも扱うので、その行数を数えているのを待つ時間も気になってきた。その様な環境でパフォーマンスを計る為、IO を切るために tmpfs を多用している。その為、wc も最速で動き、CPU に依存する。

頻繁に使うのは行数のみで、バイト数や文字数を気にすることはほとんどなかった。そこでふと不思議に思ったのが -l オプション。もしかしたら、-l を使うと余計な統計を取らなくて済むから早くなるかもと淡い期待を抱いたのだった。


% cd /tmp
% time wc ALL
 1875673 120213858 1524298194 ALL
29.42u 2.57s 0:32.04 99.8%
% time wc -l ALL
 1875673 ALL
29.45u 2.45s 0:31.94 99.9%

残念ながら、変わらなかった様だ。Solaris 5.8 で試した結果だ。

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