短すぎたマクロの引数2007年10月26日 13時17分39秒

最近、体験した奇妙な話。

ある、関数の宣言を変える必要があった。その関数は、元々、最低六つも引数を取り、一つのファイルで大量に呼ばれていた。この関数は、可変長の引数を取るように変更された。

あまりに多かったので、一つずつ書き換えるのが面倒で、マクロを使ったのだった。そこで、マクロの引数の名前に、単純にアルファベットを一文字ずつ使ったのが間違えだった。

例としてはこんな感じだ。少し、簡略化した。


#define printf(a, d, f) printf(a " %d", d, f, 0)

printf("%i %f", 3, 2.4);

なお、gcc でプリプロセッサを走らせると以下のようになる。こうなるのを期待していた。

printf("%i %f" " %d", 3, 2.4, 0);

ところが、VOS C コンパイラは、

printf("%i %f" " %3", 3, 2.4, 0);

を出力したのだ。文字列の中の d がマクロによって書き換えられていた。

どちらの動作が正しいのかは知らない。しかし、プリプロセスで処理を止めるまでは、なぜそのような出力になるのか分からなかったのは久しぶりだ。

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