%system#module2006年06月11日 12時07分06秒

Stratus/VOS は複数の機械が集まって動くことを前提としている。

そのため、各機械の命名も、system と module を区別する必要がある。また、これらの module に搭載されている全てのディスクにも単一的な名前でアクセスできる必要がある。各 system の名前は %system の形をとり、各 module は #module の形を取る。 <-- 実は、この部分に確証はないのだが、system は %s で始まり、module は #m で始まる必要があるかも知れない。 -->

一般的な話をしていたら理解しづらくなるので、これ以降はもう少し具体的にあげていこうと思う。各 system や module、ディスクなどに安直に数字の番号を付けていく。

さて、一つの system を三台の module で構成することにする。system 名は system1。そして、各 module は modlueN で、N は数字とする。そうすると、各機械の名前は %system1#module1 と %system1#module2 と %system1#module3 となる。 なお、同一 system 上にいるときは %system を省いても構わない。#module2 からは #module3 でアクセスできる。

もう一つ、system を作る。今度は、system2 とし、二台の module を使うことにする。こちらの名前は %system2#module1 と %system2#module2 としようと思ったが、何もわざわざ混乱しやすい名前を付ける必要はない。そこで、%system2#module4 と %system2#module5 にする。

また、UNIX と対比的に比較するために、module[1-5] と呼ぶ UNIX 機もあることにしよう。こちらは標準的な UNIX で十分だ。ただ、rsh は有効になっていることとする。

VOS には list_users と言う UNIX の ps や top に似たコマンドがある。このコマンドは引数として、-module を取る。今は、#module1 にログインしている事にしよう。ここで、list_users -module #module2 とやると、#module2 上で動いているプロセスの情報を取得することができる。rsh module2 ps や rsh module2 top とほぼ等価になる。決定的な違いは、わざわざ module2 にログインする必要がないことだ。なお、list_users はオプションにより、ps の様に一度だけ情報を表示したり、top の様に継続的に表示したりできる。

-module オプションはプロセスやシステムに関するコマンドに付いている。