ftServer/VOS 上での CPU スケジューリング2006年05月27日 06時17分11秒

まだ、ハードウェアにしか触れていないが、いきなりスケジューリングに関する話し。これの情報元は確かなところからなので、プロセスの配分に参考にどうぞ。

ftServer では Intel の Xeon CPU に移行した。性能が全然でない、かの有名な hyper threading が実装されている CPU である。hyper threading でも VOS からは一つの CPU に見える。それゆえ、総 CPU 数は、実際の論理 CPU 数の二倍に見える。例えば、論理 CPU が二つだとすると、hyper threading を含めて、四つに見えることになる。さらに、各々の論理 CPU はいくつかの物理 CPU で構成されているのを忘れないで欲しい。これらの冗長分は lock-step の為、見えない。

hyper threading は本物の CPU の 15% ぐらいのパフォーマンスらしい。それゆえ、本物の CPU から割り当てるとのこと。そのため、総 CPU 利用率が 50% を越えた後は、ほとんど延びないので期待しないでとのこと。

さらに ftServer に移ってから、CPU の割り当て方にも変更が入ったらしい。CPU を占有するプロセスには優先して同じ CPU を割り当てるとのこと。それにより、CPU のレジスタから極力、データを吐き出さないようにしているらしい。

例えば、二つの論理 CPU があるとする。そこで、一つのプロセスが一つの CPU を 100% 使い、他に三つプロセスが少しずつ CPU を使っていると、忙しいプロセスが一つを占拠し、もう一つの CPU を他の三つのプロセスで共有するようになるらしい。

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