FreeBSD 12.4-RELEASE では virtualbox-ose-kmod を package からは入れられない2023年01月29日 13時20分20秒

FreeBSD 12.4-RELEASE が出てからそれなりに経っている。ほとんどは、pkg から入れられたが、virtualbox-ose-kmod はエラーを出していた。

なお、最新のバージョンは 12.4-RELEASE 用の pkg から入れられているが以下のエラーが出る。

KLD vboxdrv.ko: depends on kernel - not available or version mismatch
linker_load_file: /boot/modules/vboxdrv.ko - unsupported file type

実は、これは pkg の作成工程に寄る副作用。現時点では kmod はリリース時に提供されてた物は使えずに、ports から自前で作り直す必要がある。

pkg の作成は、現在サポートされている一番古いバージョンで行われる。ユーザランドは同一メジャーバージョンの内は互換性がある。その為、ほとんどの場合は、古いバージョンで作ったものを作ったものでも動く。

しかし、kmod はカーネルに依存している。ユーザランドの互換性はあるが、カーネル内部は変わっていく。そのため、モジュール自体にカーネルバージョンが埋め込まれているので、異なったリリースでは利用できなくなっている。

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