FreeBSD のセキュリティ勧告が二件と ERRATA が四件2022年03月16日 10時26分54秒

FreeBSD-SA-22:02.wifi は Wifi の問題。論文で複数の脆弱性が発表されたそうだ。対象はサポートされているバージョン全てで、13.0-RELEASE、12.3-RELEASE、12.2-RELEASE になる。12 系には追加で他の問題もある。

FreeBSD-SA-22:03.openssl は OpenSSL の複数の問題を修正。対象はサポートされているバージョン全てで、13.0-RELEASE、12.3-RELEASE、12.2-RELEASE になる。

FreeBSD-EN-22:09.freebsd-update は freebsd-update の Errata。 jail や稼働中以外のシステムを更新すると余計なブート環境変数を設定してしまう問題。ただ、余分なだけで、ブート自体には影響無いようだ。対象は FreeBSD 12.3-RELEASE のみ。

ZFS の errata が三つ。FreeBSD-EN-22:10.zfsFreeBSD-EN-22:11.zfs で両方とも対象は 13.0-RELEASE のみ。FreeBSD 13.0-RELEASE から OpenZFS に実装が変わったので、古い 12.x-RELEASE は無関係。

FreeBSD-EN-22:10.zfs は read と write のデッドロック回避の実装に問題があり、write がファイルを壊すことがある。

FreeBSD-EN-22:11.zfs は mmap 領域を lseek した時に、SEEK_HOLE か SEEK_DATA が使われているとスパースファイルの部分を飛ばしてしまう問題。つまり、seek しすぎてしまう様だ。

FreeBSD-EN-22:12.zfs は zfs list を同時に複数行うとパニックを起こしてしまう問題。