Parallels は CPU が 2 個までしか有効活用できない2019年11月15日 16時31分38秒

Parallels の重大な欠点は、二個までしか CPU を利用できないこと。三個以上の CPU を割り当てると、個数が増える毎に性能が著しく劣化する。三個割り当てると、二個割り当てたよりも遅くなる。四個割り当てると、三個割り当てたよりも遅くなる。特に、マルチスレッドで動くプログラムだと、CPU を割り当てる毎にパフォーマンスが悪くなるのが顕著に判る。その為、Parallels Desktop を使うのなら CPU の割り当ては二個以外の選択股はない。

VMWare の方はその様な性能の限界が無いので、割り当てられた物理 CPU を全て性能の劣化無く使うことができる。ただ、全ての CPU を割り当てて VMWare 内で使うと、もちろんホスト側にも影響がある。

Windows だと日常的な使い方だと、三個以上割り当ててもあまり性能の向上は見られない。Windows 限定的な仮装環境の使い方だと、VMWare でも Parallels でも性能の差は体感できない。むしろ、使い勝手としては、Parallels の方が良いくらい。

しかし、FreeBSD 等をゲストとして使っていると、CPU を割り当てた分だけ使うので、VMWare の方が使い勝手が良い。また、FreeBSD を使うのは buildworld を行ったり、カーネルに変更を入れて実験するのが主な目的なので、コンパイルの為に CPU がある程恩恵を受けやすいのもある。