FreeBSD の SA が二つに ER が二つ2019年02月07日 12時30分12秒

FreeBSD のセキュリティ勧告が二つと、バグの修正が二つ出された。

FreeBSD-SA-19:01.syscall はシステムコールがレジスタの値を漏洩してしまう問題。背景のところでは、amd64 と書かれているので、i386 は対象では無いのだろうか。しかし、下部の更新の仕方の部分では、i386 も freebsd-update でも更新できるとある。対象は、十二系の 12.0-RELEASE と十一系の 11.2-RELEASE。

FreeBSD-SA-19:02.fd.asc はファイルデスクリプタが漏洩してしまうバグ。こちらは、12.0-RELEASE に 12.0-STABLE と 11.2-STABLE が対象になっているが、11.2-RELEASE には影響は無い模様。Unix ドメインのソケットが問題になる。

Errata の方は両方とも、12.0-STABLE と 12.0-RELESE の十二系統のみが対象。FreeBSD-EN-19:06.dtrace は SMAP が有効になっている amd64 アーキテクチャで dtrace がメモリを正しく読めずに、動作しない事がある。dtrace は動かないが、プログラムの動作には影響はない。

FreeBSD-EN-19:07.lle は LLE テーブルの競合。ネットワーク系の問題。IPv4 と IPv6 の操作に競合があり、既に期限が切れて無効になって開放されたメモリにアクセスしてしまう問題。12.0-STABLE と 12.0-RELEASE の十二系が対象。