FreeBSD の ERRATA が五件 ― 2019年01月11日 13時27分13秒
まずは簡単な方から。 FreeBSD-EN-19:04.tzdataは定期的な夏時間の修正。
FreeBSD-EN-19:05.kqueue はタイマーの期限がとても短く設定されていると、競合に陥り panic を起こす。対象は、11 系と 12 系の両方。回避策は無いとのこと。
FreeBSD-EN-19:02.tcp は 12 系のみの TCP の問題。TCP スタックを全て使い尽くす程の通信を行うと、通信が止まったり、切断されてしまう。回避策は無く、カーネルの更新が必要。
FreeBSD-EN-19:01.ccg_cubic も TCP 関連の不具合。CUBIC は TCP の通信の制御に使われるアルゴリズムの一つで、これを有効にすると通信に障害が起きる。こちらの TCP も対象は 12 系のみ。
FreeBSD-EN-19:03.sqlite は SQLite の問題。FTS3 拡張を使ったときに整数型のバッファオーバーフローが起き、任意のコードを実行できてしまう。サードパーティ製なので、対象はいわずと知れた 11 系と 12 系の両方。releng/12 に入ってきたコードの様子だと、そのまま新しいバージョンに更新されていそうな勢い。
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