FreeBSD の PAE カーネルで ZFS モジュールを使う2014年07月15日 10時31分47秒

PAE で FreeBSD i386 が起動した。折角なので zfs も使いたい。ZFS はカーネルモジュールとしてしか作れないが、PAE ではカーネルモジュールが無効化されている。

幸運にも ZFS and PAE にて Kris @FreeBSD.org が PAE カーネルで、ZFS モジュールを使えているとコメントしている。心強い。

まずは、カーネルモジュールを有効にする。


Index: sys/i386/conf/PAE
===================================================================
--- sys/i386/conf/PAE
+++ sys/i386/conf/PAE
@@ -16,7 +16,7 @@
 
 # Don't build modules with this kernel config, since they are not built with
 # the correct options headers.
-makeoptions    NO_MODULES=yes
+#makeoptions   NO_MODULES=yes
 
 # force isp firmware to fully loaded
 device         ispfw

どうせ、無効化されていたカーネルモジュール。全てを作ってもどこまで使えるか。MODULES_OVERRIDE を用いて必要最低限だけを作る。MODULES_OVERRIDE を使う。そして、zfs モジュールは opensolaris を必要とする。


$ make kernel KERNCONF=PAE MODULES_OVERRIDE='opensolaris zfs' KODIR=PAE

KODIR も使っているので、kernel ターゲットを使い、一気に buildkernelinstallkernel を行ってしまう。

簡単な ZFS のテストを行ったが問題なく使えているようだ。

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