ファイルデバイスによる性能の劣化2011年01月23日 12時07分38秒

FreeBSD にはファイルをデバイスとして扱える様にする mdconfig がある。通称 md デバイスだ。以前の FreeBSD や NetBSD と OpenBSD には mdconfig の前身の vnconfig がある。

これを使うと、一時的にファイルシステム上にデバイスを作り別途割り当てることが出来る。しかし、性能の劣化が激しい。同じデバイスをファイルシステムを中継して使うと、その劣化は三倍にも上る。

分りやすい大きいファイルの tmpfs から tmpfs へのコピーを見ると、直接ファイルシステムを作った場合は 30 M/s かかるデバイスで、md デバイスを通すと 10 M/s にまで落ちる。

ランダムアクセスになるともっと性能の劣化が激しく、md デバイスは便利だが、やはり恒常的な利用には向かない。