Stratus 社 の Virtual Operating System ― 2010年06月10日 16時49分58秒
いわゆる無停止システムで、平均稼働率は五桁の 99.999% を誇る。この確率だと、年間の平均停止時間は五分十六秒となる。この九の後も結構良い数字が並んでいるので、実質的にはもっと短い。
動作中にディスクが壊れたのは何度か目にしたし、CPU が故障したのも見たことがある。が、システムは停止しない。安全を取って CPU のボードを交換していた。
ハードウェアの障害を検知するのも、コンソールの前にはりついているオペレータの人達よりも先に Stratus のサポートの人達が連絡を入れてくる位早い。
安全性という見方では随一なのだが、もちろんそれに伴う不利益もある。最高の性能を引き出すには専用のシステムコールを使わないといけないし、そうなると技術者なども限られて来る。物にもよるが一台ずつの値段も数千万円単位になり、サポート契約も必要になる。
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