C 言語と Fortran の混在 第零弾 ― 2010年01月02日 13時23分08秒
まず、C 言語と Fortran の大きな違いは文字列型。
C 言語では文字の配列として扱い、NUL つまり、0 を特別な文字列の終端とみなす。どちらかとして言語としてサポートされているのではなく、利用者側が慣習として扱っている。
それに引替え、Fortran では文字列は型の一つとなって処理系でサポートされている。そのため、代入演算子や比較演算子が使える。Fortran では文字列の終端は空白で埋められている。これは言語側で自動的に処理される。
また、長さの違う文字列を比較した場合、終端の空白は無視されるので、長さが違くても先頭部分が同じなら、同一とみなされる。
C 言語利用者が、Fortran を使い始めるときには、文字列に注意を払うと入りやすい。全体的な動作はかなりの部分で同じなので、まずはその違いに注意を払う。
また、この文字列型の扱いが異なることにより、C 言語と Fortran 間で関数を呼び合う時に文字列型が渡される時には、その十分に注意をする必要がある。
次回。
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