ZFS は pool 同士が影響し合う2009年04月09日 02時45分26秒

経験上、ZFS はメモリの大きさ、デバイスの速さ、圧縮の設定に大きく影響される。メモリはシステムを落とす要因となり、他の二つは IO の速さ、副作用的にシステムの挙動にも影響を及ぼす。

ZFS はシステムで、一つの大きな塊のようだ。UFS は各デバイス上に作られ、各々のデバイス間は独立している。しかし、少なくても FreeBSD での実装は、ZFS サブシステムが全ての zfs/zpool を制御している様な動作をする。一つのシステムに一つの ZFS サブシステムといった感じだ。

例えば、一つのディスクが高負荷で動いていても、違ったバスに載っている休止中のディスクを unmount が完了するのは一瞬だ。しかし、ZFS では違う。停止中で何の活動も無いデバイス上に作られた zpool を export するのに数分も掛かった時は、システムが異常な動作を起こしているのかと思った。5MB/s の遅いデバイスのみの時に export しても数秒で終わる。50MB/s の速いデバイスを export するのに数分も掛かるようでは心配になる。

高機能ではあるが、とても繊細だ。

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