切り抜き遊び2009年01月08日 11時46分53秒

子供にとって何が楽しいのかを見極めるのは難しい。大人にとっては只のゴミにしかならない広告なども立派な玩具になる。

特に、ピザの広告は面白い。広告に少し固めの紙が使われていることも多く、またピザの写真が大きく載っていることが多い。恰好の玩具となる。

遊び方はいたって簡単。鋏で丸く切りぬくだけ。鋏や包丁なども危険なのをしっかりと言い含め、親と一緒の時のみに扱って良いと言い聞かせている。

その後は、ただ単に一緒に鋏を持って丸く切りぬく。一緒に鋏を扱うのでタイミングが取りづらい時もある。こちらが刃先を開こうとしているのに、一所懸命握ってしまうときもある。「待って待って」、「さあ切るよ」などと声を掛けながら、一緒に切る。もちろん自分で丸く切り抜くことなど、二歳児に出来るわけがない。そこで、握る間に少しずつ紙をずらし、なるべく丸くピザに沿って切れるようにする。丸い大きいのを切った後は八等分に更に切ることも。

切りぬく度に、食べてとあちこち持って行き、皆で食べる真似をする。切り抜いた後のゴミは、「食べ終わった後のゴミを始末しよう。」と言って渡すとせっせとゴミ箱に入れる。もちろん、ここでも真剣だ。運べるのは一切れずつなので、何往復もすることになるが、毎回得意顔でこなす。

子供が生まれる前は、ピザの広告にこの様な使い方があるとは思いもしなかった。