awk 演習: ファイルを分割する ― 2008年11月18日 06時11分53秒
例えば、二つのファイルに分けるとしよう。奇数行をファイルに、偶数行を二つ目のファイル分ける。パフォーマンスの計測や負荷テストなどで、入力ファイルを複数に分割するときなどに、このような分割を行うことがある。一つのプロセスでは賄い切れないので、複数からデータを供給するのだが、データの順番などを出来るだけ保つようにする為だ。
awk '{print > ++i ".txt"; if(i > 1)i = 0}'
これに入力ファイル渡すと、1.txt と 2.txt に交互に書き出される。もし、三分割をしたいのなら 1 を 3 に、七分割をしたいのなら 7 に置き換える。i ".txt"
が文字列の連結として扱われて、1.txt などのファイル名に変わる。
一部の awk の実装だと、このように print 先に評価文があると警告をだすものもある。
awk '{print > sprintf("%d.txt". ++i); if(i > 1)i = 0}'
sprintf で回避出来ることもある。もしこれで警告が出るのであれば、ファイル名を一時変数に入れて、print > file
のすれば、ファイルのリダイレクトを実装している awk なら、どれでも動く。
実行例だ。
% nawk '{print > sprintf("%d.txt", ++i); if(i > 1)i = 0}'
1
2
3
4
5
6
% head *
==> 1.txt <==
1
3
5
==> 2.txt <==
2
4
6
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