FreeBSD 7.0-RELEASE Announced2008年02月28日 16時52分10秒

FreeBSD 7.0-RELEASE が正式に発表された。

簡単な要約。

  • 6.x と比べたときの SMP の性能が 350% (低負荷時) から 1500% (高負荷時) の向上。Linux 2.6.22/2.6.24 と比べても 15% 上まる。
  • スレッドモデルが 1:1 libthr に変更。
  • IPC 精度が向上
  • SMP の最適化
  • 8 CPU までの直線的な性能の向上。
  • ULE スケジューラの改善。7.0-RELEASE では依然 4BSD スケジューラをデフォルトに利用。
  • 実験的な ZFS の実装。
  • gjournal による、ジャーナリングファイルシステム。
  • gvirstor による仮想大容量記憶領域。
  • XFS の読み込みのサポート。
  • unionfs の修正。
  • iSCSI。
  • 一部のネットワークドライバに TSO と LRO のサポート。
  • 実験的な SCTP の実装。
  • ワイアレスサポートの向上。
  • jemalloc によるユーザ空間メモリ管理。