GNU man -M ― 2007年12月28日 15時23分43秒
GNU man には -M オプションがある。man man
をやると出てくるのだが、パスを指定して man を表示したいときに使う。
-M オプションに付いては、これ以上詳しく書かれていないが、実は隠された事実がある。これだ。
% ls /usr/share/man
cat1 cat5 en.ISO8859-1 man2 man7
cat1aout cat6 en.ISO8859-15 man3 man8
cat2 cat7 ja man4 man9
cat3 cat8 man1 man5 whatis
cat4 cat9 man1aout man6
例えば、XXX.1 というページ表示するときには、man1 以下のディレクトリを探すようになっている。そのため、
% man -M . XXX
とやっても表示できないのだ。
そのため、
% ln -s `pwd` man1
% man -M . XXX
等として、一時的にリンクでも作ってやらないと、man は XXX.1 を表示できない。
なお、Sun/Solaris に入っている man は GNU ではないが、似たようなオプションがある。こちらはディレクトリを必要としない。随分と昔の話だが、Sun の man を使って同じことをした後に、Linux で man -M
をやったら、このことを知らずに表示するのに何時間も掛かった事がある。
最近のコメント