cvs: checkoutlist2006年12月01日 14時15分47秒

CVS は長いこと使っているが、checkoutlist は知らなかった。ふと、検索エンジンに偶然引っかかったgate システム 開発での CVS の管理・利用の手引きを流し見しているときに気が付いた。

今まで、不便だとは思いつつも知らずに、適当に処理していた。$CVSROOT/CVSROOT 内でテストをしてからで無くてはファイルをコミット出来ないので、気にせずに CVSROOT 内で、直接編集していた。

以下、そのまま引用する。

$ cd cvsroot/CVSROOT
$ ls -l

Emptydir/       cvsform.pl,v   loginfo,v  taginfo
checkoutlist    cvswrappers    modules    taginfo,v
checkoutlist,v  cvswrappers,v  modules,v  val-tags
commitinfo      editinfo       notify     verifymsg
commitinfo,v    editinfo,v     notify,v   verifymsg,v
config          history        rcsinfo
config,v        loginfo        rcsinfo,v

のようにファイルの作業用コピーが RCS リビジョン (****,v) ファイル と並んで含まれているのが分かる. CVSROOT という管理ディレクトリの 特殊機能として, RCS リビジョンを cvs コマンドによって更新すると 作業用コピーもアップデートされるようになっているのである.

cvsform.pl もこのようにするには, checkoutlist にそのファイルを 追加すると良い. この場合の更新も, 先と同様, CVSROOT を checkout し, その中の checkoutlist を更新し, commit すると良い.

$ export CVSROOT=:ext:www.ep.sci.hokudai.ac.jp:/home/gate/cvsroot
$ export CVS_RSH=ssh
$ cd <ローカルの適当なディレクトリ>
$ cvs checkout CVSROOT
$ cd CVSROOT
$ emacs checkoutlist

以下の一行を追加する.

cvsform.pl        unable to check out / update cvsform.pl in CVSROOT

行頭はファイル名, 空白を挟んだ後半がチェックアウトできない場合に 表示されるエラーメッセージである. 編集が終ったら commit する.

ふと、Open Source Development with CVS で見た記憶がない。そこで、見直してみたら、The checkoutlist File の項目がしっかりあった。

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