uyota 匠の一手

教授陣の一般的な評価は、怠けたい生徒が広めるのだろう。厳しいと言われる教授も不可能なことを要求することはない。難易度に高低はあれ、与えられた課題を要求通りにこなせば、そんなに酷い成績をもらうことはなかった。 むしろ、厳しいと言われる教授程、熱意を持っていることが多く学ぶことも多い。

簡単と言われる教授にも、二種類いた。生徒が学ぼうが怠けようが余り気にならない教授は、一所懸命やっているふりをすれば、良い成績を簡単にくれた。もちろん、簡単に良い成績を取りたい生徒が集まった。

もう一つの簡単な教授は、いわゆる生徒の視点に立った教授だった。比較的若く、同じ大学を卒業したため、生徒の教授達の評判をよく知り、途中でしっかり笑いも取りつつ、しっかり押えるところは押えていた。

コンピュータが好きだった為、一所懸命勉強したつもりだ。今思い返すと、学び屋と言われるだけあって、色々な物に簡単に触れられたと思う。