OpenVOS の設定2006年09月13日 10時34分04秒

OpenVOS とは、VOS 上での UNIX 互換のコマンドとライブラリ群を指す。まだまだ問題も見られるが、それでも shell スクリプトも使えるようになった利点は大きい。

さて、バイナリとソースコードは Stratus 社に要求すれば、無料で手に入れられる。プログラムのメンテナンスの契約は結構高い。

バイナリを入手し、ファイルを展開する。VOS では gnu_library と呼ばれるディレクトリに全てが展開される。bash や sed、awk、grep、find、などのごく基本的なプログラムが入っている。展開した後にいくつかのリンクを設定する。


list -dirs (master_disk)>system>gnu_library>bin
link (master_disk)>system>gnu_library>bin (master_disk)>bin
create_dir (master_disk)>tmp

/bin/sh など、いくつかのプログラムは /bin 以下に存在すると仮定されている。VOS でのパスは通常の UNIX と異なるので、リンクを作り /bin/prog でも動くようにする。

そして、/tmp に当たるディレクトリを作る。いくつかのプログラムには、/tmp が存在することを前提に書かれているものがあるので、これも作っておかないと、予期しないところで止まる事がある。

こういう風に並べてあると一目瞭然だが、急に動いていたプログラムが止まると驚くものだ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://uyota.asablo.jp/blog/2006/09/13/522218/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。