cvsup から anoncvs に変更 ― 2006年09月03日 12時30分19秒
あちこちの記事を見ると、stable や current を追うのには cvsup が一般的に使われているようだ。stable 向けや current 向けの cvsup の設定など色々な所に書かれている。そのため、私も 6.2-RELEASE に向けて source freeze が近付いてきたので、 RELENG_6 を追うために cvsup を設定した。
しかし、使い始めると結構不便だ。cvsup では手元のファイルが変更されていると、それを破棄して新しいファイルを取ってきてしまう。結構な量のパッチが当たっているので、パッチが無効になってしまう。再度、パッチを当てればいいだけなら簡単なのだが、FreeBSD のソースにはファイルを作るパッチだと重複して、当たるので build に失敗する。最初はそれでもいいと思ったが、数回も繰り返すと面倒になった。
そこで、anoncvs に変更した。anoncvs といっても、ごく普通の cvs である。設定はなし。Using Anonymous CVSに書いてある cvs サーバに繋げればいいだけである。
pserver に接続するのであれば、一度 login をしてから。
% cd /mnt/stable
% cvs -d :pserver:anoncvs@anoncvs.jp.FreeBSD.org:/home/ncvs login
% cvs -d :pserver:anoncvs@anoncvs.jp.FreeBSD.org:/home/ncvs co -d anoncvs src
% su -l root
$ mount_nullfs /mnt/stable/anoncvs /usr/src
ssh での接続だったら、そのまま checkout 出来る。
% cd /mnt/stable
% cvs -d freebsdanoncvs@anoncvs.FreeBSD.org:/home/ncvs co -d anoncvs src
% su -l root
$ mount_nullfs /mnt/stable/anoncvs /usr/src
元もと cvs は他の人の修正をローカルに取り込むときに、cvsup の様に、手元のファイルを破棄しない。そのため、パッチが無効化されなくなって、とても使いやすくなった。
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