無停止サーバの基底2006年05月28日 11時56分43秒

Stratus 機では、ハードウェアを二重化することによって常に何らかの異常自体に備えている。その上で、Stratus 社は二十四時間体制で異常を監視し、常に不測の事態に備えているのである。

Stratus 社だけでなく、運用側もまた不測の事態に備えるわけである。自らも二十四時間体制での監視を敷き、管理者にも何時でも連絡のとれる状態にしておく。やはり、無停止なのは機械ではなく、体制自体なのではないか。

新幹線も地震による脱輪を起こすまで、四十年の無脱輪で運航してきたと聞く。新幹線の体制も強調されるのは、日常的な整備点検等の、全体としてのシステムだ。

その一貫として、メモリやディスクを追加するときには一ヵ月程の、慣らし運転が行われる。初期不良の洗い出しのためだ。

こちらも良く新車で卸したての車のエンジンは、エンジンの慣らし運転が大切だという。F1 などの最速を出せるように、エンジンを慣らすためだけの装置が必要だと聞く。エンジンを何日も回転させ続けるらしい。

ハードウェアを二重化し故障が起きたときに備える。故障を起こさないように徹底的に下準備をする。故障を起こした時の、対応準備と管理体制を確立する。そこらへんが無停止サーバの本当の意味でのシステムだと思う。

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